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既に懐かしい平穏な日々。。。

今季は、素晴らしいコンディションの中、皆さんと快調に飛ばして来ました。。。
ここ上越地方でも、厳冬期からの低温がキープされ、何度となく、”今季ベストを更新”して来ました。そして、毎週末の大当たりDays。。。

3月に入っても、低温〜降雪が続き、今月一杯、もしかしたら、4月入っても?この極上パラダイス生活が続く???と、期待を高めていた矢先の、悲しい、そして、恐怖の大震災に見舞われました。。。

まだまだ、安否確認が出来ない行方不明者多数、家族の安否も分からない被災者多数。。。
日本人として、人間として、いたたまれない光景を目の当たりにし、情報網を通じて、PCの前に釘付けになってしまいます。

今出来る事、それは、節電、節水、祈り。。。
でも、それは、本来の生活ベースになる事柄ばかり。。。
失ってみてわかる、平穏な平凡な毎日のありがたさである。。。

日本が被災して以来、スキーを履いていません。
その代わりに、毎日、雪原をスノーシューで歩き回り、自分の身体を戒める事によって、心身を落ち着かせている日々です。
そして、山々へ手を合わせ、頭を垂れています。

ここ上越地方/妙高エリアにも、輪番停電、給油制限が始まりました。
まだまだ、本当の意味での実感が湧かないのが、正直なところですが、日を追うごとに悪化している情勢に、何もできない無力さ、非力さを痛感しています。

遠く離れた異国に残した家族。。。
被災地の皆さんには、本当に申し訳ないのですが、PCを通じてのヴィデオチャットで、コミュニケーションをとっています。
メディアの偏った報道により、”アツシ、生きているのか?”と訪ねられる毎日と、妻も言っています。そして、子供達が本当に不安になっているようで、父親として、日本人として、そして、日米で暮らす人間として、再び、考えてしまいます。

蛇口をひねると水〜お湯が出る、自由に洗濯ができる、電気がつく、車で何処へでも行ける。。。そんな、”普通”の事が”普通でなくなる”日が訪れました。。。

先ずは、生存者救出、人でも多くの行く不明者が見つかる事、優先順位が全てです。
それから、復興に向けての膨大なるエネルギーが必要になります。
日本人のマンパワーが問われる時。

家族とのヴィデオチャット開始直後に、家族全員から”ヒゲ剃れ!、髪、長過ぎ!早く帰って来い!”の順番でマクシタテラレ、思わずコーヒーを吹き出しました。。。
でも、そんな、家族のユーモアセンスで、本当に救われました。

一時も早く、平穏な日が日本に訪れます様に。。。
ファイル 453-1.jpg

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